人という字の下の棒になったらよいのや[下]。
上の棒になって[上]、自分が偉いと思うていると、下のつっぱりを取られた時には、落ちんならん。人間は、人という字の下の棒[下]になって、人のつっぱりになるようにしたらよい。人様のつっぱりとなってあがめていたら、人ということができるのや。と、仰せになりました。
知恵ある者は、知恵なき者に知恵を貸して通り、金ある者は、金なき者に金を貸して通り、力ある者は、力なき者に力を貸して通り、何でも有る者より無き者へ貸して通り、尽くして通り、助けて通り、この世は助け合いの世界である。人間は、この世へ何しに生まれたかというと、人のために尽くしにきたのや。と、仰せになりました。