高砂の海で溺れていたのは

ある夏の日、親様はおもむろに

「誰か、海で溺れとる。助けにいかんと・・・」と慌てふためいた。

とりまきの者は、神社の中の人間で海に遊びに行っている者がいないか探したが誰もおらず、その場は終わった。

後日、親様クニの長男である清太郎が、高砂の海に遊びに行って溺れたことが分った。